目的と将来像を明確にした転職を!

今いる職場をただ離れて、次の職場を見つけさえすれば、転職は成功だと言うわけではありません。
自分の持つスキルや経験を存分に活かし、長く活躍することのできる職場に移ってこそ、転職を成功させたと言えます。
そのため、本格的な転職活動を行う前には、まずは目的と目指す将来像について整理しておきましょう。
そうすることで、転職の目的や将来像を明確にできますし、転職先に求める業務内容や年収、企業風土など、自ずと転職先に希望する事柄も明らかにできます。
そして、それらの判断基準を軸に、転職先をじっくりと検討していきましょう。

ちなみに、転職先を選ぶ際の重要な軸になる職種と業界は、今までと同じ職種や同じ業界を選ぶのか、まったくの異業種、異職種へと移るのかで、転職のしやすさは異なってきます。
同じ職種であれば、それまでに培ったスキルを活かせますし、同じ業界であれば、積み上げてきた経験がものをいうでしょう。

しかし、完全に異なる業界や職種へと飛び込んでいくのは、容易ではありません。
もちろん、異業種や異業界にチャレンジすることによって、新たなスキルを身に付けることはできるかもしれませんが、未経験からのスタートになるためリスクを伴うでしょう。
ですから、思い切った方向転換をする場合は、その業界のこともしっかり調べておかなくてはなりません。
くれぐれも「イメージがいい」とか「条件が良さそうだ」といった安易な考えで、チャレンジしないようにしましょう。